靴下、サンダル、並びに音楽
女性はそういう方が多いと思いますが、これからの季節、私はよく素足にサンダルを
履きます。ところが、そうすると冬の間、厚手の靴下に守られて箱入り 娘状態だった
素足がサンダルの堅さに鍛えられ、夏の終わり頃にはそこそこ野性的な風合いになって
しまうのです。ソフトなものに触れていれば柔らかくなり、ハードなものに触れているとだ
んだん逞しくなるのは、体にも心にも言えることなのかも知れませんが。
じゃ、ソフトに靴下+靴にしたほうが足にやさしいか?というとそれも違うような気がし
ます。初夏にサンダルを履いた時の爽快感も十分癒されますし。かかとが少しゴワつく
ようになるのも足が自らを守り、癒そうとしているからで・・・。結局どちらもそれなりに癒さ
れてる。でも、もし「ソフトなものに触れていれば柔らかくなり、ハードなものに触れてい
るとだんだん逞しくなる」という適応能力がなかったら、柔らかく暖かなはずの靴下はうっ
とうしく、爽快なはずのサンダルは硬くて痛いばかりで癒されないような気がします。
結局のところ私の足を守り、癒しているのは、靴下やサンダルといったアイテム
ではなく、 人間の体が持っている感覚や機能そのものだったのかも知れません。
そうだとしたら、自分を1番癒してくれるのは自分自身という事なのでしょうか。
自律神経よ、汗腺、角質よ、アリガトウ。
少し前の「癒し系」流行りには興味津々でした。
癒し系流行で世の中はどの程度癒されるのか、どんなものに癒されるのか、
そもそも癒すって・・・? という興味です。「ヒーリングミュージック」というワードも
気になっていました。
いずれにせよ、自分の音楽で人を癒せるとは最初から考えてもいないのですが、
なるべくはアイテムとして「使える」音楽を目指したい、例えば靴下的 (?)に使われる
音楽なのであれば、肌触りが良く、むれない、適度なフィット感&デザインもカワイイ
靴下音楽になりたい!
そして自分自身を可愛がる人たちに、そこそこ利用してもらえたら本望だと思います。
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